保育士に向いてない人の特徴・性格とは?【保育士が解説!】

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・保育士に向いてない人の特徴・性格を知りキャリアを考えたい
・保育士をしていて転職を考えている人

保育士
仲原秋穂
保育士 仲原秋穂

こんな方に向けて、保育士経験8年の筆者が自分が働く中で感じたこと、周囲を見ていて気付いたことを踏まえて保育士に向いてない人の特徴・性格について解説していきます

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仲原秋穂

神奈川県在住。短大で保育士資格と幼稚園教諭二種免許を取得。八王子市の保育園で8年勤務。0歳児クラスから年長クラスまでまんべんなく担任をし、幼児クラス担任時はクラスリーダーを経験。子ども達が楽しく過ごせるよう心掛けて日々の保育に努める。出産を機に退職し、現在は3歳のやんちゃな娘を家庭保育しながらWEBライターをしている。趣味はランニング、登山、編み物【保有資格】保育士、ベビーマッサージインストラクター、ベビーヨガインストラクター、食育アドバイザー 

保育士に向いてない特徴・性格1:子どもが苦手な人

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保育士は子どもと過ごすことが仕事ですから、子どもが苦手な人には向かない職業と言えます。

子どもは大人が予想もしないような行動を取ったり、突拍子もないことを言ったりします。泣いたり、時には叫んだりして感情を表現することもあります。そういった子どもの姿を不快に感じてしまう人は保育の仕事は辛くなってしまうでしょう。

保育士
仲原秋穂
保育士 仲原秋穂

一方で、どう接したらいいかわからない…という人は、子どもと接していくうちにわかってくるのであまり気にすることはありませんよ!

保育士に向いてない特徴・性格2:短気な人

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子どもは1人ひとり個性があり、顔が違えば性格もさまざまです。年齢が進むにつれて集団行動が増えてきますが、そういった場面では個性が顕著に出ます。

マイペースなのんびりタイプの子をじっくり待つ時間が必ず出てきますが、急かしてしまったり、注意してしまう人は子ども達に寄り添う保育士とは言えないのではないでしょうか。

保育士
仲原秋穂
保育士 仲原秋穂

子ども達の足並みが揃うのを待つ間は、手遊びやクイズ、絵本などを取り入れると、待っている子も退屈しないで済みますよ。

保育士に向いてない特徴・性格3:物作りが苦手な人

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保育士は教室の壁面装飾や子ども達の制作の準備、行事の装飾、お遊戯会や運動会で身につける衣装や小物など、一年中何かしらの製作物作りに追われていると言っても過言ではありません。

保育士も人間ですから、全員が物作りが得意な訳ではありません。苦手な人は苦手ながらも工夫して子ども達のために一生懸命作っています。物作り・制作が嫌いでどうしてもやりたくないという人は、例え子どもが好きであっても、他の保育士との連携ができずに務まらないでしょう。

保育士に向いてない特徴・性格4:臨機応変に行動するのが苦手な人

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保育士は子ども相手の仕事ですから、その都度子ども達に合わせて臨機応変に対応していく必要があります。

例えば、「今日は園庭遊びをする予定だったけど、風邪気味の子が多いから室内で製作をしよう」とその日の子どもの様子を見て保育内容を変更したり、「なんだか機嫌が悪い赤ちゃんが多いな…外でたくさん遊んでお腹が空いてるみたいだからお昼ご飯を少し早めよう」とその瞬間の子ども達の姿を見て瞬時に判断しなければいけません。

急な予定変更にパニックになってしまう人は保育士は向かないでしょう。

保育士に向いてない特徴・性格5:歌うことが好きではない人

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保育士の仕事は、歌うことが好きではなく、歌いたくないという人はなかなか難しい仕事と言えます。

保育園や幼稚園では朝の会や帰りの会、行事などで必ず歌を歌いますよね。当たり前ですが、その歌は毎日コツコツと練習することで覚えていきます。そして、その歌を指導するのは保育士です。

歌の指導法はさまざまありますが、一般的には保育士が手本を見せて、子ども達に教えていきます。特に新人保育士は例え子どもであっても人前で歌うことを恥ずかしいと感じる人は多いと思いますが、それは何回も歌っているうちに必ず慣れてます。

保育士に向いてない特徴・性格6:毎日同じ勤務時間で働きたい人

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保育園は両親が共働きであったり、病気療養中であったりと何かしら保育が必要であると判断された子ども達が通う施設です。早朝から夜遅くまで保育しているところが多く、保育士は早番、遅番などをシフト制でまわしています。

保育士をしたいけどシフト制は避けたい、固定勤務が良いという人は、アルバイトやパートで働くことを検討してみてはいかがでしょうか。固定勤務で働ける施設が多いため、希望の勤務時間が通りやすいと言えます。

保育士
仲原秋穂
保育士 仲原秋穂

園によっては正規職員でも固定勤務が可能な施設もあるため、施設に相談してみるといいかもしれませんね。

保育士の仕事で大変なこと

保育士の仕事で大変なこと1:休日が取りにくい

勤務先によっては土日祝日出勤しなくてはいけない職場だったり、有給とかが取れないなど、働きづらい職場があります。

保育士の仕事で大変なこと2:体力と知識が必要

子どもたちと一緒に遊ぶ体力が必要でかなり疲れる仕事です。

また、子どもたちの疑問に対して答えていくための知識が必要になるため勉強を続ける必要があります。

保育士の仕事で大変なこと3:保護者対応が大変

29歳女性
29歳女性

これも「全て」と言う部分はありますが、保育士は、体力勝負の仕事なので、常に体はバキバキで、どこかしら痛い箇所がありました。
また、子ども達の中で感染症が流行ると、保育士もうつってしまうことがあるので、仕事量も多い分、休めないの言う点が本当に辛かったです。
また保護者とのコミュニケーションの大変さ、職場の人間関係も大変でした。保育以外の部分でも仕事量が多い為、体力的にも精神的にも本当に大変な仕事だったなと、改めて思います。

引用元:保育士転職more独自のアンケート

保育園側に様々な要求を言ってくる保護者の方や、悩みを抱えた保護者の対応に苦労します。

33歳女性
33歳女性

先生を独占したい保護者もいれば、関わることが苦手な保護者さんもいます。中には仲良くしたいけど自分からは行くことができずに僻む方もみえます。そのため、こどもとの信頼関係はもちろんのこと、その保護者さんによっても対応を変えて信頼関係を構築していくことが必要です。忙しい方に長々と話すと「要点はなに?」となりますし、もっと話たいかたに要点だけいうと「詳しく教えてくれない」となります。その日の雰囲気、その方の人がらなども考慮して対応をかえていることが難しさでもあります。子どもだけではない、その家庭へのフォローもあるのが世間の思う保育士のイメージよりも専門性が多岐にわたることと思います。

引用元:保育士転職more独自のアンケート

32歳女性
32歳女性

保護者対応。怪我をしてしまったときや、気難しい保護者の人と話すのが大変でした。怪我をさせないのが1番だけれど、外遊びのときに転んで少し擦りむいてしまったのをとても怒られたとき、止めれなかったけれど、20人もおる中で、その子だけマンツーマンで怪我をさせないようにするのはとても厳しく、少しぐらい許してほしい、、、と言うのが正直な気持ちでした。けれど、怪我をさせてしまったのでこちらが悪いから、何度も謝りました。あの時は辛かったです。

引用元:保育士転職more独自のアンケート

33歳女性
33歳女性

保護者対応が大変でした。怪我をした時、どのようにして起こったのか、そして子ども同士のトラブルで起こった怪我だと両者の保護者に伝えるので、伝え方も難しかったです。その場だけではなく、病院に行くようなものならば、経過を聞くなどもありました。さらに、保護者との面談で園での様子伝える際、気になることを伝えても受け取り方次第で嫌な気持ちにさせてしまいます。数分の面談では難しいので、少しずつ電話で話しておくなど配慮が多かったです。

引用元:保育士転職more独自のアンケート

保育士の仕事で大変なこと4:同僚との人間関係が面倒

男性の保育士はかなり少なく、ほとんど女性のため人間関係が大変と感じることも多いです。

42歳女性
42歳女性

複数担任であれば先輩や後輩と組むことが多いので人間関係をどう作っていけばよいか悩みます。
先輩の保育に頼ってばかりではいかなくなり、後輩の育成にばかり気を留めてもやれない中でどのように声かけをしたらよいか研修があれば良いのに考えます。
また責任に合わない給料面です。
園の経営についても詳しくないので資金繰りが分からない、それを意見する場所がない仕事環境にモヤモヤします。
今や大きな課題にもなっているので大きな変革があればもっと保育士も増えるのにと思います。

引用元:保育士転職more独自のアンケート

保育士の仕事で大変なこと5:持ち帰り業務・残業が多い

年間計画、指導計画や行事に必要な衣装や小道具も制作、準備しないといけないため持ち帰り仕事が多くなる傾向があります。

29歳女性
29歳女性

大変なことは日常の書類作成やクラス日誌、個人記録の記入に加え、
行事が近くなると色々な準備に時間がかかるため残業が増えること。
しかしサービス残業が先輩の代から常態化しているため
仕事量に対して給料が見合っていないことが悩みでした。
また現場の保育士の数が足りていなく、行事の準備のためにサービス残業しているのに
子どもの怪我があった際、今だれも離れられないから申し訳ないけど病院に連れて行ってくれる?と
お願いされ結局、行事準備ができず先延ばしになってしまいかなり辛かったです。

引用元:保育士転職more独自のアンケート

34歳女性
34歳女性

夜勤もある職場に勤務していたときは、友人たちと休みが合わないためなかなか一緒にお出かけができず、辛いなと感じていました。
また、一緒に組む先生と保育に対する考え方が違うと、クラス運営がしづらくなり、悩んでしまうこともありました。
そしてどこの保育園でも、保育業務以外の仕事をする時間が確保しづらく、昼休憩中に作業をしたり、自宅に持ち帰り仕事をしたりすることがありました。予算も潤沢でないことが多いので、自分で工作の材料を買ったりすることも。
プライベートの時間やお金を削り保育のために充てざるを得ないケースが多いのが、保育士の大変なことだと思います。

引用元:保育士転職more独自のアンケート

あわせて読む:保育士の仕事で大変なこと・やりがいランキング!【保育士100名へアンケート調査】

保育士に向いてないと辞めるべき?

29歳女性
29歳女性

保育士になって後悔した事はありませんが、当時は、上手くいかない事がある度に「保育士向いていない」と思った事も多々ありました。
時には、保育士が嫌いになりそうになった事もありました。
人の命を預かるお仕事は、本当に大変な事が多いですが、嫌な気持ちで働いてしまうと、どんどん保育士が嫌いになりそうと思った為、
自身の心身ともに、負担なく働けるよう、私は転職を視野に入れました。今は、保育士の仕事から離れましたが、今思うと保育士になって本当に良かったです。

引用元:保育士転職more独自のアンケート

まとめ

世間一般おいて、保育士の良いイメージが出来上がっていますが、完璧な保育士はほとんどいません。

日々保育しているとさまざまな問題に直面しますが、その都度子ども達や他の保育士、さらには保護者に助けられながら、お互いに成長していくのです。