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・3歳児におすすめの絵本を知りたい!
こんな方に向けて、保育士経験8年の筆者と保育士転職more編集部の2名で3歳児向け絵本おすすめ10選を紹介していきます!
私は、現役で保育士として働いていて子どもに絵本を読んであげる機会が多いので、その経験を元に紹介・コメントしていきます!
仲原秋穂
神奈川県在住。短大で保育士資格と幼稚園教諭二種免許を取得。八王子市の保育園で8年勤務。0歳児クラスから年長クラスまでまんべんなく担任をし、幼児クラス担任時はクラスリーダーを経験。子ども達が楽しく過ごせるよう心掛けて日々の保育に努める。出産を機に退職し、現在は3歳のやんちゃな娘を家庭保育しながらWEBライターをしている。趣味はランニング、登山、編み物【保有資格】保育士、ベビーマッサージインストラクター、ベビーヨガインストラクター、食育アドバイザー
3歳児にはどんな絵本がおすすめ?
男の子 | 女の子 | |
3歳0ヶ月から6ヶ月の身長 | 95.1cm | 93.9cm |
3歳7ヶ月から12ヶ月の身長 | 98.7cm | 97.5cm |
3歳0ヶ月から6ヶ月の体重 | 14.10kg | 13.59kg |
3歳7ヶ月から12ヶ月の体重 | 15.06kg | 14.64kg |
身長、体重が大きく変化するように、言葉にも大きな変化が見られる3歳。言葉がより豊かになり、会話に接続詞が入ったり、助詞が入ったりするなど長い文章を話せるようになり、ほぼ大人と対等に話すことができます。
3歳児は他児との関わりが活発になって、お友達と一緒に遊ぶことも増えます。しかし、まだまだ自分本位なためにトラブルになりがちで、大人の介入が必要な場面も多いです。3歳児では、お友達と遊びたくなる絵本や、思いやり・優しさを育む絵本を選んでみましょう。
また、幼稚園や保育園に通い始める子も多く、家族以外の人と触れ合う機会も増えます。人間関係が広がることで、自分の気持ちだけでなく相手の気持ちを考えるなど、感情や表現がより豊かになっていきます。
3歳児は他児との関わりが活発になって、お友達と一緒に遊ぶことも増えます。しかし、まだまだ自分本位なためにトラブルになりがちで、大人の介入が必要な場面も多いです。3歳児では、お友達と遊びたくなる絵本や、思いやり・優しさを育む絵本を選んでみましょう。
色々なことが考えられるようになるからこそ、少し絵本の世界にも入り込めるようになっていく3歳。そんな3歳の子供に向けた読んであげたい絵本をこの記事では紹介していくので最後までぜひ読んでみてください!
3歳児向けおすすめ絵本1:どうぞのいす
うさぎさんが作った「どうぞのいす」を中心に始まっていく物語。「どうぞ」の言葉に反応し食べ物をしまった動物達が、「あとの人におきのどく」と次の動物のことを考えて行動する思いやりの連鎖に、読んでいて心が温かくなります。
最初はいすだけだったのに、ページをめくるごとに椅子の上の食べ物が変わっていくのが見ている子供達をワクワクさせてくれます。また、柔らかく温かいタッチの絵にも自然と癒され、何度読んでも温かい思いやりの気持ちを思い出させてくれます。
動物達がそれぞれ「どうぞ」をありがたく受け取り、次に来る動物のためにまた「どうぞ」と置いていく…。思いやりと優しさの連鎖に、絵本を読んだあとは心が温かくなります。
保育園や幼稚園ではオペレッタにも選ばれる教材です。
本を読んで学んだ「どうぞ」の優しい気持ちが、子供達同士の関わりにも生きていくかもしれませんね。
3歳児向けおすすめ絵本2:もったいないばあさん
ちょっと迫力のある「もったいないばあさん」が、物を大切にしながら生活する考え方をしっかり教えてくれる絵本。また、資源だけではなく、生活習慣や日常の出来事にも向き合う方法も教えてくれます。
色んなことが理解できるようになる子供達に、自然の恵み、いただく命、作ってくれた人に感謝する気持ち、他の人や物を大切に思う思いやりの気持ちを本を読みながら伝えてあげたいですよね。なかなか日常では伝えづらい事も、もったいないばあさんの力を借りながら、子供と楽しく学んでみて下さい!
ユーモアがあり純粋に楽しめるストーリーですが、暮らしの知恵が詰まっていて、大人も思わず「へえ〜」と言ってしまう絵本です。お片付けが苦手な子におすすめです。食べ物やモノなどを作ってくれた人の気持ちを考え、感謝することを伝えたいときにぜひ読んでみてください。
沢山シリーズ化されているので、子供の発達に時期に合わせて本を選んであげるのがおすすめです!
3歳児向けおすすめ絵本3:そらまめくんのベッド
そらまめくんのベッドは、主人公のそらまめくんがお友達に対して大切なベッドを貸してあげないという意地悪から始まり、色んな出来事を経て最後にはお友達にベッドを貸してあげるという優しい気持ちを持つお話。
そらまめくんのこの気持ちの変化を見て、子供達は譲り合いの心、お友達との貸し借り、協力し合う大切さを自然に学ぶことができる一冊になっています。
幼稚園、保育園に通い始め、他人と物を共有するということを学び始める3歳におすすめの本!
3歳児向けおすすめ絵本4:おばけのてんぷら
おばけのてんぷらは、「お化けが天ぷらになってしまう」という、絶対にあり得ない絵本の中でしか存在しないお話。言葉からその世界を想像するということが少しずつできる3歳には、きっとハマる絵本間違い無いです!
可愛くて楽天的なうさこと、おっちょこちょいのおばけが可愛らしくて、読んでいて大人も子供も一緒に楽しめます。
絵本を見た後に、内容を思い出しながら親子で天ぷらを作るという楽しみ方もおすすめです!
3歳児向けおすすめ絵本5:3びきやぎのがらがらどん
3びきやぎのがらがらどんは、なんと言ってもこのお話に出てくる「トロル」が印象的です!巨大な顔に大きな目が光っているトロルに少し怖くなってしまう子供もいますが、ドキドキハラハラして子供達を惹きつける魅力があります。
ただハラハラドキドキのお話ではなく、協力する大切さ、困難を乗り越える勇気などのメッセージも込められています。そのため、お話を楽しむだけでなく、協力や勇気など大切なことも絵本を読みながら学んでいける一冊になっているのでおすすめの絵本です。
何度も読んだ後は「なぜトロルが負けてしまったのか」「どうして小さいヤギは食べなかったのか」子供達に考え、想像する時間を作ってみるのも楽しいかもしれませんね。
3歳児向けおすすめ絵本6:ぐりとぐら
『ぐりとぐら』は、作:なかがわえりこ 絵:おおむらゆりこ(出版:福音館書店)による双子の野ねずみ、「ぐり」と「ぐら」を主人公とする物語の絵本です。
60年前に出版されて以来、多くの子ども達に愛されているロングセラー絵本です。誰もが一度は読んだことがあるのではないでしょうか。小さなのねずみのぐりとぐらのドキドキワクワクの楽しい日常のお話。
わかりやすいストーリーで、物語絵本を読みはじめた子どもにおすすめです。ぐりとぐらシリーズは全部で7冊あり、季節ごとに楽しめます。
3歳児向けおすすめ絵本7:にじいろのさかな
『にじいろのさかな』は作・絵:マーカス・フィスター 訳:谷川俊太郎(出版:講談社)による虹色の鱗を持った世界一綺麗な魚の物語の絵本です。
他にはない鮮やかな色彩と、素材が違うキラキラしたウロコが子ども達に大人気の絵本です。翻訳は詩人の谷川俊太郎さん。谷川さん特有の言葉のチョイスに大人も物語の世界にどんどん引き込まれていきます。友達と過ごすことの楽しさ、分け合うことも大切さを教えてくれます。
友達との関わりがより活発になる3歳児におすすめです。にじいろのさかなシリーズは0歳児向けからポップアップ絵本まで数多く出版されています。
3歳児向けおすすめ絵本8:くれよんのくろくん
『くれよんのくろくん』は作・絵:なかや みわ(出版:童心社)による新品のクレヨンの黒くれよんの物語の絵本です。
10色の新品のクレヨン達が、ケンカをしながらも周りのサポートで一つの大きな絵を完成させていくストーリーです。クレヨンを使った制作活動の導入として読むと、スムーズに活動に気持ちが向けられるでしょう。
また、お友達の大切さ、一人一人みんな違ってみんなかけがえのない存在であることが伝わる絵本です。
3歳児向けおすすめ絵本9:こんとあき
『こんとあき』は作:林明子(出版:福音館書店)による女の子の「あき」とおばあちゃんが作ったぬいぐるみの「こん」、「あき」が生まれたときから一緒に過ごしてきた2人の大冒険のお話です。
腕がほつれた「こん」を直してもらうためにおばあちゃんの家までの途中でさまざまなトラブルにあいながらも、2人で協力して進んでいく姿に、読んでいる大人がほろっときてしまいます。立ち向かう勇気をくれる絵本です。
3歳児向けおすすめ絵本10:だいじだいじ どーこだ?
『だいじだいじ どーこだ?』は作:えんみ さきこ 絵:かわはら みずまる(出版:大泉書店)による自分(と他人)の身体は大事なのだということを知る絵本です。
幼児には性教育は早いというのは昔の話。自分の身体を知り、守るためにも性教育は早く始めることが大切です。初めての性教育は、子どもにとって馴染みのある絵本の教材を取り入れるのがおすすめです。
この絵本は、自分のプライベートパーツについて小さい子どもでもわかりやすく教えてくれます。親子で一緒に確認しながら読んでいくと良いでしょう。
3歳児向けおすすめ絵本10選【保育士が厳選】まとめ
- どうぞのいす|優しい気持ちを学んでほしい時におすすめ
- もったいないばあさん|身の回りのことができるようになった子供におすすめ
- そらまめくんのベッド|幼稚園や保育園に通い出した子供におすすめ
- おばけのてんぷら|楽しい絵本の世界へ連れていきたい時におすすめ
- 3びきやぎのがらがらどん|一緒にドキドキワクワクしたい時におすすめ
- ぐりとぐら|物語絵本を読みはじめた子供におすすめ
- にじいろのさかな|友達と関係が活発になる3歳児におすすめ
- くれよんのくろくん|友達との交流が活発になってきた子供におすすめ
- こんとあき|お手伝いとかしはじめた子供におすすめ
- だいじだいじ どーこだ?|親子で一緒に学びたい時におすすめ
3歳児になると集中力もつき始め、少し長めの絵本も集中して聴くことができるようになってきます。また、言葉から想像する、考えるということもできるようになり、絵本の世界に入ることも少しずつできるようになります。
子供達がより楽しめるように声のトーンを変えてみたり、言葉の抑揚をつけたりと工夫して読むことで、より絵本の世界に子供達を引き込むことができるかもしれませんね。
絵本を読み終わった後に感想を共有して2人で話ができるのも3歳ならではの楽しみ方なので、ぜひやってみて下さい!
以上が、現役保育士がおすすめする絵本10選になります!最後まで読んでいただきありがとうございました!
ぜひお子様を素敵な絵本に連れて行ってあげて下さいね!